ひとくちに“塗装”と言っても
既製品の塗料をただそのまま塗っていくわけではありません。
「茶色」1つをとっても様々な色が存在します。
赤味や黄味が強いなどなど、既存の建具や全体の雰囲気に合わせて
職人さんが都度色の調合をして、現場ごとにオリジナルの色を作ってくれます。
こちらが塗料缶です。1色につき1缶。
より複数の色を組み合わせるので常にたくさん用意します。
今回使用するのは、黒・赤・黄ですよ。
職人さんの熟練した技術で少しづつ色を足して、オリジナルカラーを作っていきます。
調合が終わったら希望する色に照らし合わせます。
そこで、便利なのが専用のフィルムシートです。
[色調フィルム]
透明なシートを合わせたい色の箇所に貼り、その上から塗料を塗って照らし合せます。
(この微調整が一番大変な作業で、多い時には20回ぐらい調整をします。)
[色調フィルム セッティング]
色の完成です。皆様気づきましたか?
今回、茶色をつくるのに1回も茶の塗料を使っていいんですよ!!
(これが職人の技です)
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